厨房スタッフ
2023年 中途入社 本店
宇野 伍晟
あらゆる面で、
イメージを覆される日々。
未経験から飛び込んだ
調理の世界
家庭で自炊のために包丁を手にしたことあるものの、仕事としての調理経験はない全くの素人でした。従って最初の仕事は「包丁に慣れる」といったレベル。仕込みの手順を教えていただきながら、周りの先輩方の動きをしっかり観察させていただき、少しずつ厨房の流れを学んでいきました。
イノダコーヒには、1対1で新人に教育担当者がつくライター制度というものがあります。私の場合もライターの方からの手厚い指導のもと、入社から2か月目にはサンドイッチを手掛けることができるようになりました。お店の状況と私の理解度を考慮しながら、常に小さな挑戦をさせてくださる先輩には感謝しています。
厨房で繰り広げられる世界
厨房の仕事は、先輩方の背中を見て技を盗んでいくといった、いわゆる職人の世界というイメージを持っていました。特にイノダコーヒは伝統を重んじる老舗喫茶なので、厳しい指導を覚悟しての入社でしたが、現実は想像とかけ離れたものでした。先輩方はとにかく丁寧に、じっくりと向き合ってくださいます。
本店は席数も多く、まるでホテルのレストラン並みの集客力。予想を上回るお客様の多さで、息をつく間もないという表現がぴったりの時間帯もあります。周りの方の動きを見ながら、皆で集中力を研ぎ澄まして、厨房を切り盛りしていきます。一方で、休憩時間には、スタッフ同士で趣味の話でもりあがるほどフレンドリーな空気感。オンオフのメリハリが、仕事に集中できるポイントだと思います。
マニュアル通りでは足りない、だからこそ面白い
仕込みの手順、厨房での動き、どれをとっても、基本的なマニュアルはありますが、これに従っていればそれだけで大丈夫というものではありません。お客様一人ひとりへの最適なおもてなしを重視し、型通りのサービスになることを避けるためです。だからこそ、先輩方の細かな手順の違いなどをしっかり観察し、疑問に思ったことやわからないことは積極的に質問するようにしています。
当たり前のことですが、お客様はお代を払って、私たちのお出しするお料理や飲み物を口にされます。しかも、イノダコーヒは、お手頃さをウリにするお店ではありません。安定してお客様からの高い期待に応えられるように。常に技術の向上を意識した仕事の取り組み方をしたいと思っています。