
ホールスタッフ
2012年 アルバイト卒業生 本店
金子 萌恵
イノダは、
私にとって再会の場です。



常連だった祖父に導かれて
祖父がイノダコーヒの常連で、私も幼い頃よく一緒にお店を訪れていました。そのときの楽しい思い出が心に強く残っており、大学生の頃アルバイトとしてイノダコーヒの扉をたたきました。
当時の私にとって、イノダコーヒは「大人の世界」。ちょっと背伸びをして、気持ちを引き締めていくような感じもあり、学生の私が気軽にくつろげる雰囲気とは言い難いものがありました。常連さんの世界に、無名のアルバイトが飛び込むというのはなかなか勇気がいることでしたが、せっかくいただいた機会を無駄にしないよう、懸命にイノダの接客を学ぶ日々でした。

筋の通った厳しさに、
育てられました
「いつも楽しそうにしているね」。私は職場で、同僚や先輩方に、よくこうしたお言葉をかけていただきます。これは、他でもないイノダコーヒのアルバイトで身につけた所作の賜物だと私は思っています。
「お客様の前に立つ以上、常に見られているという意識を強く持つこと」。当時の社員の方は、アルバイトスタッフであった私にも、社員同様に厳しく指導をしてくださいました。学生の頃は、その厳しさに少々驚きましたが、社会人となった今は、イノダ流のおもてなしを身につけられたことに、深く感謝しています。



イノダコーヒがくれたもの
アルバイトスタッフとして店舗で接客をしていた頃、幼稚園の先生、小学校の先生など、私の成長を支えてくださった様々な方が、お客様として来店してくださり、私にとってイノダコーヒは、嬉しい再会の場となりました。また、当時一緒に働いていた社員、アルバイト仲間との結びつきはとても強く、社会人となった今でも頻繁に連絡を取り合う仲です。
今はお客さんとしてイノダコーヒを愛する立場となりましたが、ここでは、プライドを持って働くことの意義を学び、それは今の私にとって、間違いなく良い刺激であったと実感しています。
