厨房スタッフ
2016年 新卒入社 本店
植谷 よしみ
本店の厨房は「戦場」。
チームワークがすべて
入社以来、本店の厨房で働いています。仕込み全般と、サンドイッチ全般、コンロを使ったパスタや揚げ物、モーニングの卵料理も担当。厨房の真ん中で盛りをしながら、オーダーも聞きつつ、数を頭の中で覚えておいて、ほかの人に指示も出す。手の動きと頭の思考が異なるというレベルに辿り着くのに、少し時間が必要でした。
本店はお客様の数も多く、店内は旧館や2階もあって広いので、気を抜ける瞬間がありません。人の流れに合わせて自分の動きを変えるなど、チームワークを要求される職場です。仕事に慣れた今は、忙しくオーダーに追われているときが楽しいと感じられるほどになりました。すべての料理を無駄なく、迅速に提供できたらクリア!といったように、ゲーム感覚のようなところもあります。一人では成し遂げられませんが、皆で協力していくことにやりがいを感じています。
「イノダ流」の魅力とは
定番メニューが多い中でも、実は手が込んでいるのがイノダ流。見えないところにこそ、手間をかけています。個人的なお勧めはハムトースト。至極シンプルな料理ですが、普通では手に入らないハムを使っており、とても味わい深い。こうした奥深さを大切にしていることが料理人としてのプライドであり、ここで働くモチベーションにも繋がります。
お料理に限らず、お客様に見えている面と、内面のギャップもイノダらしさかもしれません。店舗に流れる優雅な空気感は、ホールスタッフの鋭い洞察力と細やかな気遣い、厨房スタッフの料理に対する飽きなく挑戦心によって培われてきたもの。先輩方が積み重ねてきた時間に敬意を示したいです。
手厚いサポートの元で成長
覚えることが多く、最初は頭がパニックになり、辞めようと思ったこともありました。自分なりに納得できる仕事ができるようになったと思えたのは4年目くらいから。入社当時は男性社員が多くて威圧感を感じることもありました。それでも、数少ない女性の先輩が本当に親身に支えてくださり、苦しい時期を乗り越えることができました。今では男女関わらず一人ひとりが自身の能力を発揮しています。
最初は戸惑うことが多かった私ですが、先輩方の温かい励ましで、自分は絶対にできると思えるようになりました。先輩方は、単純にやり方を教えてくれるだけではなく、「こうするともっと楽になるよ、早くできるよ」と具体的な手順を示してくれます。丁寧な指導で自分の成長を実感できたことが、ここまで続けられた一番の理由です。諦めないことが大事ですね。